昨日のブログに書いた、
自分と向き合うワークは
実践して頂けましたでしょうか?
「苦手だなぁ」
と思っている人のなかに、
自分を成長させる資源はいっぱい詰まっています

読者様の中には、
家族との関係が思い浮かんだ方も
いらっしゃると思います
そこで今日からは、
最初の社会性を育む
家族との関係性に眠る
思考の癖はどのように作られていくのか
少し深く掘り下げていきます
そもそも、なぜ家族なの?
人は幼少の頃に育んだ価値観、行動パターンを土台にします。
皆様は「狼に育てられた子」のお話をご存知でしょうか
親から捨てられて、
オオカミの元で
7年間過ごした姉妹の実話です
オオカミに育てられたことにより、
保護され、養育される過程でも
- オオカミの遠吠えはするが、言葉を発すること、覚えることもがなかった
- 人との関わりから、思いやりなどの情感も習得しなかった
- 四足歩行を基本のモデルとして育ったので、二足歩行が可能になるまで数年かかった
- 昼夜逆転の生活パターンであった
という報告が上げられた話です
この事例は極端ですが、
私達は幼い頃に見たもの、
聞いたもの、触れたものを
土台に振舞い方を模倣して
人間的な行動を習得していきます。
”子どもが社会や他者との関わりに関して
適 切な認識をもつことは
乳幼児期から徐々に形 成されていく。
日常生活の営みには
実に多く の手順や方法が含まれており、
習得のプロセ スには
家族などの身近な人々の
言動を模倣す ることから始まり、
次第にその対象を広げて いく。”
(高玉 和子 駒沢女子短期大学 教授
「子どもの社会性を育てる保育とは何か」より)
http://www.jfecr.or.jp/cms/zaidan/publication/pub-data/kiyou/h23_40/2-02.pdf
幼い頃に触れた環境が、
私達の土壌で、私達が種であり、芽なのです
家族から何をどういう風に学ぶか?
厳格なルールがある緊張感がある家庭の場合
例えば、あなたを女性と仮定し、
父親から胡坐(あぐら)をかいてはいけない
と厳しく言われたとします
ここからあなたは幼いながらも、
そこから価値観や
自分があるべき姿を想像します
きっと、
女の子は人前で気を抜いてはいけない
とか
女性らしい振る舞いをしないと怒られる
と感じるでしょう

「●●がだめっていうから
やらないほうが良いのかなぁ。。」
自分の意志のもとに行動するのではなく、
父親のモラルに沿って
自分の選択を決めていることがわかりますね
家庭に厳格なルールがあまりない家庭であったら
これ、といった、
厳格なルールや言いつけがない場合はどうでしょうか
ルールをあらかじめ決めるのではなく、
何かあった場合は家族みんなで話し合い、
お互いの意見を交換し合うという
場があると仮定した場合のお話です

自分がどうしたいか
家族とどうありたいかを一緒に考えることで
「自らが何らかの目的に対してどうしたいか考えること」
が行動パターンの一部となります
自分自分軸で幼い頃から考えることができるのです
家庭内での活発なコミュニケーションは
子供に一人の人間として考えるという
家族からの信頼感に繋がり
ゆくゆくは自分自身のことは
自分で決めることに繋がります
まとめ
●家庭は人の基礎的なふるまいを
インストールされる場
●家庭内での厳格なルールや言いつけは、
思考パターン、行動パターンを決める基準となる
●厳格なルールが特になく、
話し合いの場を持つ家庭の場合、
自己信頼感を育む機会に恵まれる
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