Contents
積ん読(つんどく)人生からの卒業
皆さん、読書って好きですか?
私はある本に出会うまで、大嫌いでした
本は著者の体験や考え方などを凝縮させた
自分を高めるための
超優秀なツールということは分かっていました
でも、ですね、
読めないんです
なぜかというと、
飽きるから
読んでいるうちに疲れるから
そして、眠くなるから笑
そんなこんなで、意気込んで買った本でも読まない
私の積ん読(つんどく)人生が
かれこれ5年ほど続いていました・・・
部屋中が詰まれた本だらけ
買っては読まないで積んでおく・・・

そしてまた新しい本が積まれていくという感じです
本1冊を読むことすら苦痛でした
でもですね
ある紹介で、とある本に出会ってから変わりました
今は2日に1冊を読み終えて
くわえてその内容を実践し、
日々の過ごし方がどんどん変わってきているのです
コレは皆さんに紹介しないともったいない!
という事で、今回読書苦手な皆さん、
でも勉強家の皆さんに
役立てて頂ければと思い、書いてしまいます!
その本って何ナノさ?
その、私が読書についての見方が変わった
とある本とは何か。それは
本田直之さん著書「レバレッジ・リーディング」です
私が、これ役に立つ!と思ったことを紹介します
読書は暇つぶしではなく、投資活動
皆さんは本ってどんなときに読みますか?
時間があるとき?
何か調べ物をしたいとき?
単純に、本の内容に興味がわいたとき?
色々あると思います。
暇つぶしに本を読む方、
それも一つの本とのかかわり方だとは思いますが
読書を行うことで、
実践的に使える考え方やコミュニケーションの方法、
時間管理術を学べればあなたの仕事に対する時間を
短縮していくことが出来るのですよね
読書って、自分の活動ための教科書ともなりえるのです
著者も以下のように書いています
本を読まないから、時間がないのです。
なぜならば、
本を読まない人は他人の経験や知恵から学ばないからです。
この図書では、読書を「投資活動である」と捉えています
本を読むという活動を「今」のあなたにとって
最大限に活かせる方法があったら、知りたくはないですか?
多読のススメ
一つの目的に対して一つの本を読む。
それが一般的ですよね。
でも、このレバレッジ・リーディングでは、
知りたい1つのことに対して複数の本を読むことを勧めています
なぜかというと、「常識」というものは、ひとり一人違い
価値観や観方も異なるからです
世代が異なる著者の本を読めば
様々な世代の見方が読書から吸収できるのです
例えば、今60歳の著者と25歳の著者が同じテーマで書いたとき
60歳の著者は手帳を使った
時間管理術を書くかもしれません
一方、25歳の著者はスマホアプリを使った
時間管理術を書くかもしれません
もしも多方面からの見方が出来れば、
あなたの視野はそれだけ広がり、
かつ、あなたの目的にあった
最適なものを選び出すことが出来るのです
1つのテーマに対して、
1つの本に縛られることなく、多数読むことで、
あなたの視野はと思考はぐんっと広がるはずです

カラーバス効果を使って自分の目的にあわせて読んでいく
多読は大事だといっても、
1週間に1冊を読み終えるのも厳しい・・・
という方もいらっしゃいますよね
ここで、レバレッジ・リーディングの実践方法をご紹介します
まず、本を読む前に、「本を読む目的」を決める
ということです
読む目的を決めると、
重要なところと、そうでないところの差がはっきりします
目的を設定することで、カラーバス効果(※)を使って
「自分が意識していることほど、それに関係する情報が自分のところに舞い込んでくる」という現象のことを指します
素早くページをめくっても
自分にとって必要な目的のヵ所で目が留まります
そして必要だと思ったところはじっくり読む。
読むスピードに緩急をつける。
自分の知りたかったのは、まさにこれだ。と思ったら
思い切り立ち止まって考えを深める
大事だと思ったところにハイライトを引き、
ドッグイヤーをつけます
そうすると、目的に沿った、
必要な情報が効率よく入ってきます
あなたが、スパゲッティが食べたいなぁ(=目的)と思ったら、
イタリアンのお店が積極的に目に入りますよね(=カラーバス効果)
イタリアンの店のメニューを見に行きますよね(=必要なことを読むこと)

中華屋さんには目もくれないはずです
カラーバス効果を使って
目的を持って読むってこれと同じなのです
このカラーバス効果だけでは不安、という方は
段落の始めだけを読むということを
やってみるとよいかもしれません
これは私がアメリカの大学で
膨大な文献を読み漁ったときにも使った方法です
もしも、あなたが知りたいことが、
「色」に関することだったら
段落の一番初めの文だけサラッと読み、
関係がありそうかどうか判断するのです
もしも「におい」について書かれていたら
それはあなたが読みたい箇所ではありませんよね
その段落はまるっと飛ばしてしまいます
そうすると気持ちのいいくらい、
必要なことだけを取捨選択していくことが出来ます

自分に必要なことのためだけに、本を使ってみましょう
16%つかめればOK
素早く読み飛ばしていくと、
読み落とす可能性があると心配になる方もいらっしゃいます
それは仕方のないこと、と著者は書いています
そして、基本的に重要なポイントは本の2割程度、
16%ほどしかないとも書いています
レバレッジリーディングを実践してきた私も
掴みたい部分は全体の2割り程度であると思います
その2割程度を掴む為に、目的を持って読むのです
でも、全部読まないと読んだ気にならない、
という方もいるかもしれません
でも、もしも、じっくり全部を読んでいて
100個書いてある内の
100個吸収しようとしたとします
(その時点で、私だったら疲れてしまいます
そして、何が何の為に重要であったのか、忘れてしまします)
本から抜き出した100個のアイディアうち、
100個全てを実践できますか?
身につけられるのでしょうか?
目的にあったものを100のうち
1でも身につけられたら
その読書は投資となったといえるのではないでしょうか
レバレッジ・リーディングにおいては
読書は読んで終わりでは自己満足なのです
実践で役立てて、身につけてこそ、
目的をもった読書は意味があるのです
レバレッジリーディングにおいて、
多読は投資活動と著者は位置づけています

目的に沿った内容を読み取り、
身につけることによって、投資の回収を行えるのです
そのためには、自分の課題や目的にとって
必要な情報を得られればそれで十分なのです
レバレッジ・メモ
それでは、本から得た自分に必要な情報をどのように
実践的に役立てていけばいいのでしょうか?
そもそも、
なぜ人は本を「投資活動」と出来ないのでしょうか
以下のフォローを行っていないからであると著者は言っています
- ポイントをメモしなかったから
- 実行しなかったから
はい、
つまり、忘れるからということと、
単純に、アウトプットしなかったから
ということですね
必要なところをメモする

目的に沿って重要だ!と思ったところは
ハイライトをつけておきますよね
そのハイライトをつけた部分のみを、
ダーッとメモに箇条書きにして書き出すのです
書き出すのはハイライトをつけたところ全てでもいいですが、
自分なりに取捨選択してもよいでしょう
メモをすることで、自分が吸収したいことがより明確に分かり、
本のエッセンスを集約したメモとなります
メモを見直して実践する
上記で作成したメモを、1日最低1回は見直します
見直すことで、意識したいこと、
実践的に試してみたいことが
頭の片隅にでもインストールされます
私の場合、移動時間中に見直して、
今日意識することを頭に入れます
例えば、
コヴィー著「七つの習慣」のレバレッジメモを見返し、
「反射的に行動せず、自覚して行動する」
ことを意識した日がありました
その日、あるパン屋さんに立ち寄りました
店員さんが、あまりにも低い声で、
ムスーっとした顔で精算をやっていくので、
なんだか嫌な気持ちになりかけました
でも、ここで自分が感情的に反応しないで、
自分が受け取ったら嬉しい反応を
相手にしてみてはどうだろうと思い、
店員さんを見て明るい口調で
笑顔で支払い方法を伝えました
そうすると、店員さんは、
ハッとした表情をして、
その次にちょっとホッとした顔をして私を見て
笑顔で商品を手渡してくれました
多分、店員さんは疲れていたんだろうなぁと思います
その場では自分が意識していると実感はなかったものの、
感情で反射的にやりとりするよりも
自覚的に行動できたことで、
私も店員さんも気持ちよくやりとりができました
最後に一言
インプットする人のうち、アウトプットをする人
つまり行動に移せる人って、全体の何割かご存知ですか?
・・・
ずばり、たったの3割しかいないのです
インプットは得意でも、
なかなか行動に移せない方が多数というのが事実なのです
でも、このブログを最後まで読んでいるあなたには
是非この3割に入って頂きたいです
読んで、メモして、実践する
実践するまでが本を味わえる醍醐味なのです
是非、メモを活用して日々のあなたの笑顔に
彩りを与えていってください!
まとめ
- 読書は投資活動
- 多読することによって、広い視野を得ることが出来る
- 目的を持って読む
- 16%つかめればOK
- メモを活用して読書内容を実践的に身につける
- 実際に行動するのは全体の3割のみ
=================================
引用元
本田直之著「レバレッジ・リーディング」
東洋経済新報社
コメントを残す