「日々の感謝をする」が、できていなかった自分
突然ですが、あなたは毎日、
何に感謝して生きていますか?
私はよく自己啓発セミナーや
自分探し系の本を読み漁っていたときに
著者がよく
「日々、感謝を忘れないこと」
と書いていました
・・・
まぁ、わかるんですけど、
そのときは、
そうですね。大事ですねって分かるんですけど
・・・
なかなか現実的に
習慣化することは難しかったです
なぜなら、目の前のことに
ついつい追われている習慣が既についていたから
感謝とか、
今日は何を気をつけようとか
考える余裕なんてない

正直、そんな感じでした
だから、実践できずに
何も変わらないでいたのです
習慣のちからってものすごく強いのです
その習慣のちからを超えて
考え方を変えることができたのは、
とあるフランスの田舎での経験がきっかけでした
行動も感情も自分で選ぶ
感謝の考え方の癖がついていなかった私でしたから、
海外でボランティアをしたときも、
なんだか不満そうに過ごしていたときがありました
フランスで、小規模の有機農業と、
羊の世話をしている方の手伝いをしていたときです
ホストの方が、1週間ほど南部にいって、
オリーブ農場の様子を見に行かなければならなくなり、
私がその方の家と羊と畑を看る
お留守番役をしたときがありました

丸々家が1件、自分の自由に使えて
新鮮な食べ物もあり
水も出て、お湯が出るシャワーもあり
可愛い羊がいて
ガミガミ言う上司も親戚もいない
ネガティブなニュースも聞こえてこない
天気も安定し
静かで平和なフランスの田舎

この条件が揃って、
何を不満に思う?ってくらいのものが揃っていました
でもそこには、将来への不安や考え込む自分がいました
リラックスなどできず
「いつまで旅をしようか・・・」
「次のホストさん見つけなきゃ・・・」
「日本に帰ったら何をすれば良いのだろう」
・・・
とまぁいろいろなことを
考え込んでいてしまったんです
目の前にある広い空や
あどけない羊を愛でる事もなく
一人で悶々と、不安にとりつかれていました
そこで、勉強のために、と読んだアドラーの本の
とある一言にハッとしました
「山頂を目指す生き方は
人生の大半を途上の人間として生きる生き方。
線の生き方である。
大切なのは、線ではなく点で生きること。
今、ここを生きること。計画など不可能」
山頂(=将来のゴール)ばかりを見ていて、
「今」を楽しめず、
「今」溢れている幸せのチャンスにも目をくれず
日々こんなに恵まれながらも、
不満と不安の日々を過ごしていた私。

これは線で生きる生き方だ。
とハッとさせてくれました
そして、客観的に自分を見はじめる事が出来ました
恵まれた環境で、
未来のことを心配して不安がることを選択するか
それとも今ある恵まれた環境を改めて感じ取り、
感謝して心地よく過ごすか

どっちが自分がハッピーか?
自分は、どういう人生を生きたいか?
そう、自分自身で選択するということを選ぶこと
そして、日々の感謝は自分がハッピーになれる
一番簡単な方法なのだと気付きました
身の回りに有るもの、人に対して、
自分が幸せの感度を高めることができるからです
そしてそれは自然に、点の生き方、
つまり「今」に焦点を当てて生きる生き方に繋がるのです
自分の気持ちに正直になる
あなたは今日、どんな気持ちで過ごしていましたか?
自分を見ているもう一人の自分をあなたの中に創り
正直にあなた自身の気持ちを感じ取ってあげてください
嬉しい
ワクワクする
かったるい
イライラする
不安だ
・・・・
その気持ちはとても大切なもの
あなたが日々の中から感じ取っていることであり
あなたが自分の人生をよくするためには
どうすればよいのかのヒントとなります
どうでしょうか
そして、あなたの気持ちを
「選択する力」で
現実を変えることができるのです

どうしても、今やっていることに
ポジティブに気持ちが進まないことだとしたら、
それはあなたにとって
最適な生き方ができていないしるしです
心から楽しいと思えない?
ぶっちゃけ、もうやめたい?
・・・
自分を演じながら日々過ごしていないですか?
不安があるけれど、
どうすれば良いのか分からずに
とりあえずの日々を過ごしていませんか?
その不安はどこから来ていますか?
ではその不安を解消するには
どんなことをすれば良いでしょうか?
手立ては調べ切れていますか?
調べられていないのであれば、
自分を不安から解放するために行動しましょう
協力してくれる人、使えるリソースはありますか?
自分の気持ちに正直に生きることは、
その人を最大限活かすことができる生き方の
初めの一歩だと思います
まとめ
●自分の「今」、感じる感情は自分で選べる
●日々、感謝をすることは点で生きることに繋がる
●自分を演じる事をやめることで、人間性を最大限活かす
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引用元図書
「嫌われる勇気:」古賀史健 、岸見一郎共著(ダイヤモンド社)
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