服という鎧を脱ぐと本来のありのままのあなたがいる。イギリスの裸体村で感じた事


皆さん、突然ですがブラジャーって

もともと男性が開発した物だって

ご存知でしたか?

 

もとは、男性

が胸の筋肉をさせるために作ったもので、

今は女性が使用するものと発展して行った、

そんな経緯があるそうです

 

この話を聞いたのは

イギリスのデヴォン地方にある、

ナチュリストの宿泊施設です

ナチュリストとは、

自然とのより強い関係性の構築のために

裸で生活する人たちのことを言います

 

ヨーロッパのスペインやイタリア、

ポルトガル、そしてドイツで

ナチュリストの運動は活発です

 

私はそんな運動があることは知らず、

ナチュリストたちの活動にはただただ驚きました

だって、すっぽんぽんですよ?

 

すっぽんぽん!

 

 

私は、旅中に自分がトライしたいものには

全てやってみるということを決めていました

私は、自然とより近くなる生活や、

人がその人の個性をどうやったら最大限活かして

生活が出来るかということに、

とても関心がありました

 

なので、イギリスのデヴォン地方にある

ナチュラリストたち専用の宿泊施設で

お手伝いのボランティアをすることを決め、

どんな人たちがいるんだろうと

ワクワクしながら行きました

 

いざ!スッポンポン村へ!

デヴォンにつきました!

スッポンポンなのかな?本当に!?

みんな、本当に裸なのです!

男女問わず!

みーんな

 

私がスッポンポンになったか?

なりましたよー!

 

イギリスに行ったのは9月でした。

はづかしくなかったか?

始めは少し・・・はい。

さむくなかったか?

大丈夫です!

 

そのすっぽんぽん村にはサウナや

ジャグジーつきのお風呂があったので、

そこで体を温めることもできます

hot tub

ホストしてくれたアンディーとキャシィ

 

さすがに雨の日や曇りの日は寒くて

服を着ましたが、晴れの日はもう

スッポンポンが一番です!

これがまた気持ちがよいこと!

 

何が気持ちがよいかというと、

日の光りや風を直に

体全体に感じることが出来るのです

 

シャワーを浴びたあと

半乾きの状態で外に出ると、

風が体のいたるところを直接通り抜けます

 

もう本当に、いたるところを

普段隠して覆っている、

敏感なところにも、もちろんあたります

 

そしてぽかぽかと太陽が体を照らしてくれて、

直接暖めてくれてこれもまた心地よい!

裸だと体が自然の力を

より敏感に感じやすくなるのです

つまり、

五感が敏感になる

のです

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

施設には日光浴できる場所もあります

camp from mobile

寝転べる芝生がいっぱいありました

 

もう一つ、裸になることで感じたことは

服を通して人を見ないので、

その人の言うこと、表情から先入観なく

コミュニケーションが出来る、

と言うことです

 

周りの皆さんもスッポンポンなので、

ジャグジーお風呂などで一緒になると

自然と会話が始まります

人と話す時に、服装という

先入観を生み出す判断材料が

一つなくなった状態で

コミュニケーションがスタートします

 

一つなくなっただけで、不思議ですね

老若男女関係なく、

ありのままを見る事が出来るのです

変な緊張感もなく、皆フレンドリーで

2日も経てば和気あいあいとしていました

 

しかも、お互い裸で話すことで、

五感が敏感になっているので、

その人が醸し出す雰囲気をより細かく

キャッチすることが出来るのです

 

ですので、建前とかお世辞とか

いう必要もないといいますか

素の自分で接することが出来て、

とても話すのが楽だったことを覚えています

 

服装という鎧

このナチュリスト宿泊施設で裸になったことで、

自分のありのままの姿がなんだか好きだな

なんだか無理しなくてもいいんだな、

と感じました

 

服を着ないことで、

人のありのままの姿を見る事が出来る

そう思うと、私たちは普段、鎧を着て

生活しているのと同じなのかもしれません

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

服には病気や外的要因から体を守ったり

自分をどう魅せるかプロデュースしたり

団体の一部として認識させるツールでもあります

 

でも、それはいつしか私たちの

自分への見方にも

大きく影響するものだと気づきました

 

裸の自分をみること

服というヴェールを脱いだ時、

実は私たちはありのままの自分を

見つめやすくなるのではないか、

と思います

 

 

服を脱いで、ありのままの自分を見る、

そうすると、自分に対して

はっきりと向き合えるので、

体や表情の良いところも悪いところ見えるのです

 

そして、そのまんまの自分を見せるので、

他人に無理につくろったりとか

隠そうとしたりする必要性がなくなるのです

とっても楽です

そのままの自分に心地よいということは

今までどれだけ、自分が服をもって隠そうとしてきたか、

それはなんで隠したかったのでしょうか

 

自信がないから?

 

なんで?

他人と比べるから?

他人と比べなければならない理由はあるのか?

その価値観はどこで身につけたのか?

 

普段私たちが裸になると、

公然わいせつといいますか、

裸は見ちゃいけないもの!みたいに

捉えられていますけれど、

 

でも自分の体を自分で見る分には、

何が悪いのでしょうか?

 

親が生んでくれた、

育ててくれた健康な体に

感謝する機会になります

 

自分のありのままを見つめる

いい機会になります

 

裸の自分で他の人と関わってみる

人間は社会的な特性上、服を

様々な意味づけで活用してきました

 

ですが、人間は社会で生活する前に、

それ以前に

敏感な感覚を備えた動物でもあります

 

その感覚の特性を生かして

相互理解を高めながら生活するためには

服装は実は、

壁の一つとなっているのかもしれません

 

洋服を着て社会で関わる毎日がありますが、

 

その鎧の中にはありのままの、

愛おしい私たち自身がちゃんといるのですね

その自分を、きちんと

自覚してあげることが大事だと思いました

 

ありのままの

自分らしい個性を見つめなおすために

 

スッポンポンになること、お勧めです^^

 

 


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